近年、メディアを通して介護疲れなどで親やパートナーを殺めてしまう人をよく見聞きする。
両親が元気な頃はなんで大切な人を殺せるんだろうと本気で思っていたが、自分が介護をする側になった時ほんの少しだけ気持ちがわかった気がした。
どんなに大切な人でもある時自分を壊していく存在になり得るのだ。
介護は私たちの体力、精神力、そして平常心をいとも簡単に奪っていく。
自分1人でやろうと思えばできなくはないが必ず限界は来る。
だから病院や施設、訪問介護等状況に応じて利用していく道を早めに検討した方がいい。
我が家の場合は父は足が不自由だったので訪問リハビリ、母は本人の希望で病院の緩和ケアとそれぞれ違った。
訪問リハビリと緩和ケアについてはまたどこかで詳しく話すが、両親も私も利用して良かったと心から思う。
私にとっては自分の時間を作ることができたのが1番大きい。
何にも縛られず自由なひと時は心身をリフレッシュさせてくれる。
いつ人は介護が必要になるかわからない。
親やパートナーが元気なうちにぜひ話し合ってほしい。
恥ずかしいことでもタブー内容でも決してない。
生きていく上で大切なことである。
人は1人では生きていけない。
誰かを支え、また誰かに支えてもらう。
そうしてお互いに助け合うことが本来の私たちの在り方だと思う。
介護には辛いことの方が多い。
ただ、あなたは決して孤独ではない。
近隣の相談窓口でも友人でもはたまたネットでもいいから助けを求めること。
苦しかったら助けてと叫べ。
誰かがきっと応援してくれる、守ってくれるから。
全ての頑張っている人へ
今日もお疲れ様!
あんたは本当にすごいよ!
よく頑張ってる!
そうやって自分を褒めてあげてね。